Gimlet

Recipe
9/12  Plymouth Dry Gin
2/12  Fresh Lime juice
1/12  Cordial Lime juice
Shake

19世紀末に創作されたカクテル。1890年、イギリス海軍の軍医T.O.ギムレット氏が海軍将校の健康の為に支給されるジンをライム・ジュ−スで割って飲むように提唱したのが始まり。
当時、イギリス海軍では将校にジン、船員にはラムの水割りを支給していました。
この時に使用されたライム・ジュ−スは、船での保存の為に砂糖を加えたもので、これが現在のコ−ディアル・ライム・ジュ−スの元になっています。
当時はイギリス海軍の軍港があったプリマス産のジンとコ−ディアル・ライム・ジュ−スで作られていました。
このカクテルについては、レイモンド・チャンドラ−の小説「長いお別れ」の中で、主人公の探偵フィリップ・マ−ロウの友人が言った「ギムレットには早すぎる」という台詞があまりにも有名です。
また、チャンドラ−は小説の中で本物のギムレットはジンとロ−ズ社のライム・ジュ−スを半々で作るとも書いていますが、現代の嗜好には甘すぎて合いませんので、フレッシュ・ライム・ジュ−スを使用するのが一般的です。(※現在ロ−ズ社のライム・ジュ−スは日本に輸入されていません)

Gin & Tonic

バ−での「とりあえずの一杯」と言えばジン・トニック。
当店でもオ−ダ−の多さでは不動の一番です。
パリなどでは、恋人を待ちながら「ジン・トニック、スィル・ブ・プレ」と注文する人をよく見かけるとか・・・

ジョン・ガ−ドナ−のスパイ小説の主人公ハ−ビ−・クル−ガ−は
「一杯のジン・トニックとマ−ラ−の交響曲第五番の中に身を浸すことができるなら、
どんな犠牲を払っても惜しくない」と言っています。


Recipe
30〜45ml  Tanqueray Dry Gin
          Schwepps Tonic Water
          Soda Water
          Orange Bitters
          Lime Wedge
ジンをトニックで割るだけ?
作り方は単純そうですが、実は大変神経を使うカクテルです。
バ−によって味わいは結構異なると思いますので飲み比べてみてください。
最近はジン・トニックでバ−の善し悪しを判断される方が多いみたいです。
だから、初めてご来店のゲストの方にジン・トニックをオ−ダ−されると結構緊張してしまいます・・・
自分も試行錯誤しながらジン・トニックを作っています。


God−Father

Recipe
3/4  Scotch Whisky
1/4  Amaretto
Build


映画「ゴッド・ファ−ザ−」にあやかって生まれたカクテル。映画はアメリカのイタリア人社会を描いています。
そのイタリアの代表的リキュ−ル、アマレットを使用します。アマレットはア−モンド・フレ−バ−のリキュ−ルですが、原料はア−モンドではなく、あんずの核です。
ベ−スはバ−ボンではなく、ブレンデッド・スコッチです。使用銘柄は特に決めていませんが、アマレットの甘さに負けないように重めのブレンデッド・スコッチを使用しています。
また、ウイスキ−・マガジン社のモルト・ウイスキ−・カクテルではボウモア12年を薦めています。
ベ−スのスコッチをブランデ−に変えると「フレンチ・コネクション」、ウオッカにすると「ゴッド・マザ−」というカクテルになります。


Gold Rush
Recipe
45ml  Aalborg Taffel Akvavit
15ml  Drambuie
Build


北欧で作られるジャガイモを主原料としたスピリッツ、アクアヴィットを使用したカクテル。ノルウェ−ではAquavit、デンマ−クではAkvavit、スウェ−デンでは両方の表記を用います。
ウオッカにキャラウェイを主体とするハ−ブやスパイスで香りをつけたような感じで、樽で熟成させるものもあります。
ハ−ブやスパイスの香味とドランブイのほんのりとした甘さで結構飲みやすいのですが、アルコ−ル度数は35%とかなり強いカクテルなので飲みすぎには注意!


Grasshopper

Standard Recipe
20ml  Green Peppermint Liqueur
20ml  Cream de Cacao White
20ml  Fresh Crea

Shake
Original Recipe
3/8  Peppermint Get 27
2/8  Cream de Cacao White
3/8  Fresh Cream
Shake

デザ−ト感覚で味わえるアフタ−ディナ−・カクテルです。
グラスホッパ−とは“バッタ”のことです。
カカオ・リキュ−ルをココナッツ・リキュ−ルやチョコレ−ト・リキュ−ルに変えたりさまざまなバリエ−ションが楽しめます。
また、フレッシュ・クリ−ムをアイスクリ−ムに変えて、フロ−ズン・スタイルにした“アイスホッパ−/Ice−hopper”はよりデザ−トに近い感覚で楽しめます。