フランスは世界一のワイン王国です。生産量はイタリアの方が多いのですが、質的水準の高さでは、常にトップであり、世界中のワイン生産国の目標となっています。
フランスのワイン生産量全体のうち、ＡＯＣワイン（原産地統制呼称ワイン）と呼ばれる、数多くの規制の下でつくられるワインはボルド−、ブルゴ−ニュ、ロ−ヌの３つの生産地を中心につくられています。

フランス以外の国で生産されているワイン。
当店では通常、オ−ストラリア、チリなどを取り扱っていますが、スポット的にいろいろなワインを置いておりますので、お店にてお尋ね下さい。

ピノ・ノワ−ル		カ−ヴ		マム・コルドン・ル−ジュ

シャンパンはフランスのシャンパ−ニュ地方で様々な規制の下で造られている発泡性のワインです。シャンパ−ニュ地方以外の発泡性のワインは一般的にスパ−クリング・ワインと呼ばれますが、生産国により独自の規制があり、その規制にのっとったものは独自の呼称で呼ばれています。フランスではシャンパ−ニュ地方以外の物はヴァン・ムス−と呼ばれています。
ドイツでは４つに分けられ、ゼクト・ベア−、ドイッチャ−・ゼクト、ゼクト、シャウムヴァインと分けられます。
イタリアの発泡酒は、スプマンテと呼ばれます。
スペインの発泡酒は、エスプモ−ソと呼ばれ、瓶内発酵によるものはカバと呼ばれます。

スペイン南部アンダルシア地方の大西洋に面する港町カディスに近い、ヘレス・デ・ラ・フロンテ−ラ、サンルカ−ル・デ・バラメダ、プエルト・デ・サンタ・マリアの三つの町の周辺でつくられるフォ−ティファイド・ワイン（ワインを発酵させている途中、または発酵後にブランデ−を添加したワインのこと）です。
独特の香味があり、製造の違いとかによって辛口から超甘口までさまざまなタイプがあります。
一般的に次のように分けられます。
�@フィノ・・・シェリ−の中で最も軽く、キリッとした辛口
�Aアモンティリャ−ド・・・フィノをさらに熟成させたもの。中甘口から辛口のものまであります。
�Bオロロソ・・・芳醇なコクをもつ。辛口からやや甘口まで。クリ−ム・シェリ−は、オロロソをベ−スに甘口ワインをブレンドしてつくられます。
�Cペドロ・ヒメネス・・・ペドロ・ヒメネスという品種のブドウを使用しつくられる、高価な甘口ワイン。
�Dマンサニ−リャ・・・サンルカ−ル・デ・バラメダ産のフィノ・タイプの辛口。
�Eパロ・コルタド・・・オロロソとアモンティリャ−ドの中間的な性格をもつタイプ。

ポルトガル北部を流れるドウロ川流域でつくられるフォ−ティファイド・ワインです。
タイプは次のように分類されます。
�@ホワイト・・・黄金色で、甘口から辛口まであります。食前酒向きです。
�Aルビ−・・・その名の通りルビ−色で、甘く、芳香に富む。デザ−ト用です。
�Bトウニ−・・・ホワイトとルビ−をブレンドした安価なものと、樽で長期熟成させたものがあります。年数表示があるものが高級品です。
�Cヴィンテ−ジ・・・良作年に、その年のブドウだけでつくられるもの。樽で２年熟成したあと、長期にわたり瓶熟成されます。
�Dレイト・ボトルド・ヴィンテ−ジ・・・樽熟成４年を経て瓶詰めされるヴィンテ−ジ・ポ−ト。

白ワインをベ−スに、にがよもぎをはじめ、１５〜４０種類もの香草、薬草を配合し、スピリッツを加えてつくります。色はカラメルなどでつけられ、その量によって赤や白などがあります。
主産地はイタリアとフランスで、伝統的にイタリアは甘口の赤、フランスは辛口の白が有名です。