アイラ島のキルホ-マン蒸留所のニュ-・スピリッツに続いて、またニュ-・スピリッツが入荷しました。
しかも今回はイングランド産のウイスキ-です。
イングランドでは19世紀の終わりに蒸溜所が閉鎖され100年以上もモルトウイスキーの製造がストップしていました。
セントジョージズ蒸溜所は2006年にイングランド東部ノーフォークに、
ジェームスとアンドリューのネルストロップ父子により創設されました。
ラフロイグ、エドラダワーで名を馳せたウイスキー界の重鎮、イアン・ヘンダーソンがマスターディスティラーとして指揮を執り、
2006年12月12日にファーストランが流れ落ちました。
年間生産量は5万Lと非常に限られており、初溜2,800L、再溜1,800Lともにこじんまりした蒸溜器を使用しています。
今回ご紹介するスピリッツはヘビーピーテッド(60ppm)とアンピーテッドの異なる麦芽を使用して蒸溜されたニューメイクスピリッツです。
麦の香ばしい甘さ、ピートの香り、フルーティで新鮮なフレーバーがダイレクトに感じられ、スピリッツの質の高さが十二分に認識できます。
ウイスキーとしてはバーボンバレルで熟成された3年ものが、2009年のクリスマスにリリース予定です。
100年ぶりのイングリッシュウイスキー誕生まではあと1年半待ってください。
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